こんにちは.
堀尾研究室 学部4年のM.I.です.最初に記事を書く機会を下さったStep-QIスクール事務局に感謝致します.私の記事がこれからスクールに応募しようとしている方々の参考になれば幸いです.
今回は各学年のStep-QIスクールでの活動を振り返りつつ私の所感・学びについて書きたいと思います.
<学部1年生>
Step-QIスクールは私が受験生の時から興味を持っていました.特に学部生の早い段階で研究ができるアドバンス創造工学研修が魅力的であり,Step-QIスクールの説明会が終わり次第申し込んだ記憶があります.
学部1年生時は英語講義がメインでした(個人の主観).私は夏休みにマレーシアでの語学研修を予定していたので,ネイティブの先生と英語で話せる機会は誠に有難かったです.研究室に所属してから実感した事なのですが英語に慣れる事は研究において非常に重要です.学部2年生以降もStep-QIは英語の課外授業が続きますので是非有意義に活用して頂きたいです.
<学部2年生>
Step-QIの目玉企画(これまた個人の主観),アドバンス創造工学研修が始まりました.Unityに興味があったので,配属先は
北村研究室(現 北村・高嶋研究室)を志望しました.夏休みにエンターテインメントコンピューティング2017というシンポジウムが電気通信研究所にて開かれた(実行委員長が北村研究室助教(当時)の高嶋先生だった)のですが,幸いにもアルバイトとして雇って頂き,お手伝いをすると共に,様々な研究のポスター・デモ発表を見ることができました.10月あたりから論文(勿論英語)の読み方を教わり,研究のサーヴェイが始まりました.11月末に研究テーマが決まりましたが,プログラミングに不慣れだった事もあり,研究の進捗は芳しいものではありませんでした.しかし,論文の読み方,研究テーマの決定の仕方などを学ぶことができ,それらの学びは来年度以降の研究に大きく貢献していきます.
<学部3年生>
前年度あまり研究を進める事ができなかった悔しさから再び北村・高嶋研究室へ.前年度での学びを活かして9月頃には研究テーマを決めることができ,10月にはシステムの実装に入ることができました.今回は特にTAの先輩と良くコンタクトを取るように心がけ,1月末にはシステムの実装が完了しました.そしてその成果を
電子情報通信学会の総合大会にて発表する事ができました.
電子情報通信学会総合大会での発表の様子
<学部4年生>
学部4年生では学部2・3年にてお世話になった北村・高嶋研究室から研究室を変え堀尾研究室に行きました.堀尾研究室の研究にも興味があったため,とりあえず堀尾研究室に入り夏休みの院試で修士での研究室を決定しようという魂胆でした.もし,アドバンス創造工学研修で北村・高嶋研究室で研究していなければ,北村・高嶋研究室を第一志望にし,そこに配属されていたと思います.Step-QIスクールを受講する事によって配属研究室の選択肢を増やせるのは一つのアドバンテージだと思います.
学部4年生になるとStep-QIの授業は殆ど無くなり,自分の研究室での研究に専念する事になります.(その代わりと言ってはなんですが)Step-QIスクールでは学部4年になると1回の国内学会発表支援及び国際学会聴講(発表)支援が得られます.これらの制度のおかげで堀尾研究室での研究成果を宮古島での国内学会及びハワイでの国際学会にて発表する事ができました.特に国際学会の方ではStudent Paper Awardという賞を頂き,ジャーナルにも投稿する事ができました(ただ,国際学会の方はコロナウイルスの影響で会場での発表は中止になりましたが).
<最後に>
このStep-QIでの四年間の学びは何ものにも代え難いものでした.最終的に私は国際学会にて賞を取る事ができましたが,Step-QIでの英語活動,アドバンス創造工学研修,そして旅費支援が無ければ受賞はおろか,学会へ参加する事すら出来なかったと思います.Step-QIスクールは私の選択肢を増やし,成長する機会を与えてくれました.きっと新入生の皆さんも高校生の時には想像できない様な経験ができることでしょう.この文章を読んで少しでもStep-QIスクールに興味を持った方が増えれば幸いです.長文になって申し訳ありません.ここまで読んで頂き誠にありがとうございました.